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急成長中のベトナム株、チャベトジェットエア(VJC)について調べてみた

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資産ためぞう(@sstamezo)です。

 

今回は、ベトナム株の中で気になった、ベドジェットエア(ベドジェット航空)について調べました。

 

 

ベドジェットエア(VJC)について色々調べてみた

ベドジェットエア(VJC)について色々調べてみた

公式サイトより


 

以前からこのブログでも、ベトナム株が気になっているという事を伝えてきました。今回は、ベトナム株の中で人気銘柄の一つであるベトジェットエアについて調べていきます。

 

ベトジェットエアの基本情報

ベトジェットエア(ベトジェット航空、VJC)は、ベトナムの格安航空会社、いわゆるLCCです。2011年から運行を開始し、2017年2月に上場しました。

 

VietJetAir.com・公式サイト

 

最大の注目すべき点は、企業の成長スピードです。それについては、後ほど順番に紹介していきます。

 

ベトジェットエア、2018年の業績を発表国際線の増便により、主力事業で49%の売上増加|ベトジェットエアのプレスリリース

 

それでは、以下ベトジェットエアの特徴を紹介します。

 

ベトナムの国内シェア40%のLCC

ベトジェットエアは、2011年から運行されたばかりにも関わらず、国内のシェア40%まで拡大しました。

 

ちなみに国内シェア1位はベトナム航空です。ベトナム航空は国営の航空会社で、同じ40%台のシェアであり、民間のベトジェットエアが国営のベトナム航空に肉薄している状況です。

 

強みは低価格料金だけではない?

ベトジェットエアが急速にシェアを伸ばしている理由は、やはりLCCならではの低価格料金にあります。

 

ベトジェットエアは、手荷物だけの搭乗であれば競合他社の半額以下の料金で乗れます。特に国内の主要路線である、ハノイーホーチミン間は、日本円で約3千円です。これは同区間の鉄道料金よりも低価格です。

 

こうした破格の料金設定により、ベトジェットエアは急速にシェアを勝ち取ってきました。

 

しかし、強みは低価格料金だけではないかも知れません。ベトジェットエアはLCCとしては珍しい、エコノミークラスより上のクラス「skyboss」クラスを設定しています。

 

「skyboss」クラスでは、空港ラウンジを利用できるなどのサービスを受けることができます。

 

 

また、ベトジェットエアでは有名なサービスがあります。「CA(キャビンアテンダント)がビキニでファッションショーをする」というものです。その名も「ベトジェット・セクシー」です。

 

CAがビキニ姿で機内の通路を踊りながら歩くサービスですが、ベトナム当局に不許可で行ったため、ベトジェットエアは罰金を課されます(笑)

 

しかし、CEOのタオ氏は「乗客が楽しむならビキニでもアオザイでも構わない」と発言し、罰金を命じられたあとも断続的にサービスを続けており、今でも話題になっています。

 

www.youtube.com

※ベトジェットエア公式チャンネルより

 

余談ですが、ベトジェットエアの情報を調べるため、同社の公式YouTubeチャンネルを観ました。CAがAKBのように集団で踊っている動画もあり、何のチャンネルなのか分からない状態でした…(笑)

 

 

これを聞くと、「CEOはとんでもない奴だな」と思うところです。CEOのタオ氏は2016年に「世界で最もパワフルな女性」としてフォーブス誌からベトナムで唯一選ばれた人物です。

 

フォーブスが選ぶ世界長者番付にも3年連続で選出され、ビングループの会長であるブオン氏に次ぐ2位の資産額です。(ベトナム人からは5名選出)

 

 

私もいつかベトジェットエアに乗り「ベトジェット・セクシー」のサービスを体験しようと思います。

 

急速にシェア拡大中

路線

現在、国内では首位のベトナム航空に並ぶ40%のシェアを奪っています。ベトナム北部から南部までを網羅しています。

ベトナム国内の就航マップ

ベトナム国内の就航マップ

 

しかし、国内線を増やすのにも限界があるため、今後の戦略として国際線を増やすことを掲げています。

 

 

現在、ベトジェットエアが就航している国際空港です。

ベトジェットエアの就航している空港一覧

ベトナムに近い国がメインです。日本の成田空港と関西国際空港にも就航しています。日本のJALと業務提携し、2018年からコードシェア便を運行しています。

 

ベトジェット、初の東京路線開設。成田~ハノイ線記念式典 関空~ハノイ、関空~ホーチミンに続く日本3路線目 - トラベル Watch

 

機体数

現在運用しているのが2018年の時点で56機です。

 

ベトジェットは、ボーイング社だけで200機を発注している状況です。

ボーイング追加発注のニュース記事

公式サイトより

 

ボーイングもウハウハですね。ベトジェットエアは、エアバスにも50機を発注しています。

 

 

セールアンドリースバック方式

ベトジェットエアは、機体を購入して運用する際に、セールアンドリースバック方式を採っています。

セールアンドリースバックとは、機体を購入したらリース会社にその機体をすぐ売却して利益を得て、そのリース会社から売却した機体をすぐリースして使うことです。

 

購入した機体をリース会社にすぐ売却することにより、手元の資金を増やす事ができます。

 

ベトジェットエアは、このセールアンドリースバックによる売上が、売上全体の40%ほどを占めています。

 

 

なお、同社の売上全体の構成比は、本業の旅客輸送による売上が全体の50%、セールアンドリースバックによる売上が40%、その他の売上が10%です。

 

この方式に何か問題があるわけではありませんが、もし投資を考えるのであれば、同社の売上の構成比にも注目した方が良いでしょう。

 

詳細リンク「アイザワ証券外国企業レポート」https://www.aizawa.co.jp/documents/reports/meigara/asia-VJC-HM.pdf

  

懸念材料 

 

東南アジアのLCC競合他社の存在

 

ベトジェットエアが今後国際線を増やすためには、他国の人気航空会社とも競っていかなければなりません。現在、東南アジアのLCCシェア首位のエアアジア(マレーシア)や、インドネシアのライオンエア、シンガポールのスクート等、ライバルは多いです。

 

東南アジアではパイロット不足

そもそも、現在東南アジアではLCCでの旅行者が急増しており、パイロットも足りていません。

空前の旅行ブームでパイロット不足-東南アジアとインドで深刻 - Bloomberg

 

パイロット不足が、ベトジェットエアの成長を足止めする要因になるのかも知れません。
 

同国内の新勢力の存在

2018年に運行を開始した、バンブー航空の存在も気になります。2019年現在の保有機体数は7機のみですが、ボーイングとエアバスから合わせて50機ほど発注したというニュースがありました。

 

バンブー航空はベトジェットエアがすでに運行している日本や韓国・中国などへのフライトも検討しているということで、今後シェアの奪い合いが予想されます。

 

 

事故のリスク

航空会社といったら、やはり事故の懸念というのは怖いところです。後述しますが、航空会社の株価は全体的に割安に放置される理由の一つかも知れません。

 

最近でも、同じ東南アジアのLCCのである、インドネシアのライオンエア、あるいはアフリカのエチオピア航空の事故は記憶に新しいです。

 

やはり乗る側としては、事故を起こしたばかりの航空会社というのはなるべく利用を避けたくなります。

 

 

業績

ベトジェットエアの業績の推移

ベトジェットエアの業績の推移

SBI証券より

現地通貨のケタが大きすぎて少しわかりづらいですが、右肩上がりです。

 

ベトジェットエアの銘柄情報

ベトナム株情報より

PBRが高めとはいえ、ROE67%でPER10.65倍というのは、日本株ではなかなか見られない割安さです。

 

よほど売上が落ち込むことが予想されているのでしょうか。確かに、有料記事なので中身は確認できませんが、ベトジェットが強気の業績予想を出しているのを匂わせている記事はありました。

 

  

やはり、パイロット不足による拡大への足止め等による成長スピードの鈍化の可能性は充分にありえます。

 

しかし、もしそれらの理由で株価が低いのなら、事業そのものの拡大には変わりありませんし、需要も増え続けていることも変わりありません。更にその先を見越しての買いのタイミングとしては今がチャンスなのかも知れません。

 

 

 

他の航空会社との指標の比較

 

他の航空会社の指標と比較してみました。

 

JAL

予想PER 10.12倍 PBR 1.24倍 予想ROE 9.8%  自己資本比率 57.9%

 

ANA

予想PER 12.98倍 PBR 1.26倍 予想ROE 9.3%  自己資本比率 41.0%

 

スターフライヤー

予想PER 10.74倍 PBR 1.18倍 予想ROE 11.0% 自己資本比率 31.8%

 

エアアジア(マレーシア)

予想PER 8.47倍 PBR 1.16倍 予想ROE 24.92% 自己資本比率(2018) 39.28% 

 

ライオンエア(インドネシア)

未上場

 

スクート(シンガポール)

データなし

 

 

ベトジェットエア

予想PER 10.65倍 PBR 5.15倍 予想ROE 67.12% 自己資本比率(2017)29.62%

 

う〜ん、比較したい同じ東南アジアの主要なLCCは、エアアジアくらいしかデータがわかりませんでした。東南アジアの雄であるエアアジアと比べても、ベトジェットエアは遜色のない指標です。

でも、エアアジアもなかなか魅力的な感じです。

 

あと、関係ないですけど他の地域の航空会社も少し調べた結果、ロシアのエアロフロート航空も、なかなか魅力的な感じでした。話が脱線しました。

 

ベトナム航空は今年上場予定

同国のライバルであるベトナム航空とも比較したい所ですが、実はまだ未上場で、今年2019年に上場予定です。ベトナム航空の業績も気になるところです。

 

 

チャート

ベトジェットエア過去2年間のチャート

SBI証券より

2017年に上場し、順調に上昇したところに、2018年の米中貿易戦争などによる不安定な相場の影響を受け、株価が抑え込まれたのでしょうか。

 

今年に入り、地合い次第で株価が再び上昇していくかも知れません。個人的にはそのような印象を受けます。

 

テクニカル的にも、「三角持ち合い」の形になっています。下に振れるか上に振れるか緊張の走るところです。

 

業績には的に上昇すると予想しています。

 

皆さんはどう思いますでしょうか。
 

 

後記

最近、貯金したお金をどこに投資しようか迷っています。ベトナム株は日本株と違って情報を手に入れづらいです。ベトナム語わかりませんし。

ベトナムに住んでいるわけでもないので調べるにも限界があり、どうしても投資するには運の要素が多い気がします。

 

しかし、全体的に日本株よりも魅力的な成長企業が多いので、投資対象としてこれからもチェックしていきます。

 

ベトナム株の中では、以前から話しているビングループやビナミルクといった企業が候補です。

 

今回記事にしたベトジェットエアも、調べてみると魅力的でした。チャート的にもタイミングが良さそうな気がします。

 

東南アジア諸国で富裕層が激増していて、海外旅行に行く人が増えています。LCCへの需要も高まり続けるでしょう。

 

2018年に売上が前年比49%増加したのにも関わらず、株価は逆に下がっています。この違和感が投資のチャンスなのではないかという気がします。

 

 

 

 

 投資は自己責任でお願いします!

 

 

 関連リンクとして、ベトナム株で最もアツい企業の一つ、ビングループの記事です。

www.shisantamezo.com